『ヘヴィーオブジェクト』近未来アクション・ボーイミーツガール!────超大型兵器オブジェクト。それが、戦争の全てを変えた。~紹介アフィリエイト~嶋津球太

『登場人物』メンバー紹介


クウェンサー=バーボタージュ(Qwenthur=Barbotage)- 花江夏樹

■学校きっての問題児
『正統王国』に所属する学生。『平民』出身。
肩に届かない程度のサラサラした金髪の少年。
線が細く女顔の優男だが、見た目によらずあまり真面目ではなく行動力がある。
『平民』の範囲で最も豊かな暮らしを求め、ウェポンエンジニア(オブジェクトの設計士)を目指している。
そのための最短コースとして戦地派遣留学に志願し、37th C.M.B.(第37機動整備大隊)に配属される。兵科は工兵で、爆弾を用いて敵の進路を塞いだり味方の進路を確保するといった任務を主とする。
安全国の学校にいた頃に爆薬の知識を学んでいたこともあって爆発物の取り扱いには精通しているが、正規の軍人ではないため基本的に銃器は携帯していない。
基本装備は『ハンドアックス』とサバイバルキット。
非戦闘時は派遣留学本来の主目的であるオブジェクトの勉強のため、ベイビーマグナムの整備に参加している。

元々は楽して知識を学び、3年程度の研修を経て『安全国』へ帰国するつもりだった。
部隊に配属されてから僅か半年後のアラスカ極寒環境雪上戦で「生身でのオブジェクト撃破」という史上初の功績を上げてしまい、それ以来ヘイヴィアと共に世界各地の作戦に参加させられている。

咄嗟の閃きや判断力に優れており、自身の知識を元に敵オブジェクトの弱点を突いたりベイビーマグナムを勝利に導くための状況を作り出すなどして勝利を重ねている。
勝算を求めるあまりリスクが見えなくなって積極的な意見が多くなりがちであり、消極的なヘイヴィアと馬が合った活躍を見せる。
オブジェクトを生身で撃破した事で世界へ存在が知れ渡り、ドラゴンキラーの通称で英雄視されるようになっていく。



ヘイヴィア=ウィンチェル(Havia=Winchell) - 石川界人

■超常現象研究部部長
『正統王国』軍の上等兵。有名『貴族』ウィンチェル家の嫡男。
短い茶髪に、多少筋肉質な体格の少年。『貴族』の嫡男だが不真面目で気取らない大雑把な性格。
ウィンチェル家の家督を継いで当主になるのに必要な武勲を積むべく軍に入り、半年間の短期訓練課程を終えて上等兵として第37機動整備大隊に配属される。
本来の兵科は、敵オブジェクトのスペック調査といった索敵を主任務とするレーダー分析官だが、器用貧乏で何でもそつなくこなすため、実際はクウェンサーと共に戦場に駆り出されて歩兵のような任務をすることが多い。
クウェンサーと違って正規の軍人なので旧式の入隊訓練を一通り受けており、ライフルや拳銃といった銃器の取り扱いに長け携帯している。
基本装備は、光学スコープや赤外線カメラや索敵マイクなど各種アタッチメントを取り付けたアサルトライフルおよびサイドアームとして拳銃。

元々は楽して功績を得るだけのつもりだったはずが、アラスカ極寒環境雪上戦を経て以降、クウェンサーと共に世界各地の作戦に参加させられている。
消極的な意見が多くクウェンサーの突飛な作戦に主導されることが多いが、それは状況を冷静に客観視できている証であり、彼と息の合ったコンビぶりを発揮し、ドラゴンキラーの片割れとして奇跡的な生還を次々と実現させている。

『貴族』の堅苦しい生活や下らないいざこざを煩わしく思っている。
幼い頃に水や空気が綺麗な地方へ飛ばされ乳母のカレンの厳しい教育を受けた影響で、彼女の存在がトラウマと化している。
婚約者がいるバンダービルト家とウィンチェル家の対立関係を嫌い、婚約者の少女と結ばれるべく自らがその歴史に終止符を打つという目的を持っている。



ミリンダ=ブランティーニ(Milinda=Brantini)- 鈴木絵理

■通称「お姫様」
『正統王国』軍に所属する『エリート』。階級は中尉。
肩にかかるふわっとした金髪に、色白な肌で繊細な体格の少女。
普段は無表情なことが多く、天然で端から見るとぼーっとしているように見える。
眼球の動きもオブジェクトの入力デバイスとして組み込まれているため、瞳の色素が抜けて空色へと眼球が進化している。
第37機動整備大隊のオブジェクト「ベイビーマグナム」に搭乗する。
特殊スーツは『安全国』の学生服のようなツーピース型。

アラスカ極寒環境雪上戦にて、整備基地の兵士を「自分が守ってやらなきゃ何もできない無能な人間」と内心で馬鹿にしていたが、クウェンサーの決死の救出を目の当たりにし、その考えを改めるようになった。
同時に、彼に好意を抱くようになったが、状況が状況であったり彼にセクハラされたりと色々報われない。
クウェンサーとはメル友。一般的な恋愛事情に疎く、クウェンサーへのアプローチは非常に奥手。
オブジェクト戦においてはプライドが高く、敗戦のことを口にすると不機嫌になる。
操縦士としては手練れであり、第一世代を2機を相手取っても撃沈させられる程の腕である。
時代遅れと称される第一世代の機体性能では格上となる第二世代との対戦が多く、作中では敗北する場面が多い。



フローレイティア=カピストラーノ(Frolaytia=Capistrano)- 伊藤静

■『正統王国』に所属する女性将校
『貴族』出身。出身はパリ、ノルマンディー。
うっすらと青みを帯びた長い銀髪に、紫色の瞳、そして驚くほどの爆乳の持ち主である美女。
かなりの和風マニアであり、簪で髪を止めて女性将校用のタイトスカートを着こなし、煙管を咥え、自室の内装も全て和風で統一している。
800人ほどの兵士が所属する第37機動整備大隊の実地指揮官。
実地と遠隔を合わせて複数の部隊を指揮しており、本来ならば階級は上だが女性であるため少佐とされている。
人使いが荒く厳しいのでクウェンサーとヘイヴィアには恐れられているが、部下想いの面もある。酒豪だが、酔い過ぎると泣き上戸になる。

ほぼ100%男子が生まれる極端な男系の家柄であるカピストラーノ家に生まれた数少ない女性であり、その家系的性質から、世継ぎ問題に悩む他の『貴族』達に政略結婚を迫られている。
それから逃れるべく、13歳の頃から少年兵として本国から離れた最前線の戦場に身を置き、老いるか死ぬまで戦い続けるつもりである。
アラスカ極寒環境雪上戦の一件以降、屁理屈で軍上層部から予算をもぎ取りながら、衛生兵や軍医、医療設備の拡充を進めている。



アヤミ=チェリーブロッサム- 横尾まり

■第37機動整備大隊所属オブジェクト整備主任
「整備兵のばあさん」と主人公たちに親しまれている。
『資本企業』支配下の日本列島から、娘夫婦とともに亡命してきた経歴を持つ。

『資本企業』の人間として『島国』にいた頃は、オブジェクトの整備技術に誇りはなく金儲けの資格程度の認識しかなかった。
当時は第一次超高齢化の真っ最中で知財だけが頼みの綱であり、そんな環境にも後押しされ、生理が来る前から大学院に飛び級で進学していた。



マリーディ=ホワイトウィッチ(Mariydi=Whitewitich)

■航空PMC『スカイブルー』アイス飛行隊のエースパイロット
コールサインは『アイスガール1』で、アイス飛行隊のリーダー機に搭乗している。
長い金髪に白い肌をした12歳の少女。身長142cm、体重37kgで、スリーサイズはB74W53H72。
航空PMCのフライトジャケットは黄色と黒のド派手なカラーリングで、首の下から足の爪先までピッチリ覆う特殊スーツとなっている。
ハードロックを好んで聴いている節があり、目覚まし時計にも使用している。
エリートのサバイバリティ研究被験者として体を弄られた経歴がある。手癖が悪く、他人の装備をよく抜き取る。
『北欧禁猟区』で積み重ねた経験から泥沼の旧時代の戦闘に慣れており、現代の戦争に慣れきった敵兵を軽々と制圧していく。
またパイロットとしての技量も高く、他勢力の戦闘機も乗りこなし、アクロバットな空戦機動も巧みに行う。
命令違反を過去に多数繰り返してきたため「勲章に最も遠いエースパイロット」と噂されるが、これらは全て後世の歴史からは賞賛されるものが多い。
性格はキツめで、軍人然とした生死に達観した考えを持ち合わせているが、時折歳相応の少女らしい仕草が垣間見える。



プタナ=ハイボール(Putana=Highball)

■『"HINOU" 5th instruct battalion』のエリート
長い黒髪を頭の後ろで束ねている、金色の瞳で褐色肌の少女。
15歳。身長155cm、体重45kg、スリーサイズはB78W56H80。
階級は大尉。出身地はニューデリー、ガンジス。
特殊スーツは、緑色を基調としたナース服を模したデザイン。
極度の視線恐怖症だが、それを自らの武器として転化させている。
カレー好き。

『コレクティブファーミング』が鹵獲された事で存在意義を失い、部隊の兵士から処刑される所をミリアによって救出されて捕虜となる。
初めはクウェンサーに敵意を抱いていたが、彼やアヤミの言葉を受けて思い直し、『コレクティブファーミング』の自爆を諦めて機体を『正統王国』へ差し出した。



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